展示会・ギャラリー

koki
過去の主な展示会
会期  平成九年六月三日(火)~八日(日)
会場  札幌・大丸藤井セントラル・スカイホール
併催  光華書道会設立二十周年記念書展(実用書暮らしの書)私ども書道会を創設した小比賀 秋嶺は、実用的な読みやすいものから作品的な絵のような字まで色々な字を書きました。

 

清新な意欲
中野 北溟「小比賀 秋嶺 古希記念個展」
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”書”ひとすじの若きホープお正月には「書初め」。最近の子どもたちには縁が薄くなりつつありますが、真っ白な半紙の上に墨液で一心に筆を走らせる気持ち良さには格別のものがあります。
道新文化センターなどで書道講師を務める光華書道会の小比賀和雄(雅号秋水)さんは少年時代から書の道を進み、昨年亡き父を継いだ若手のホープです。
「小学生の頃は書は苦手でした。いやいや筆を持っていました。親子では反発したりしてだめで、中学になり中野北溟先生の教室に入りました。大学進学を控え父から後を継いでもらいたいとの書状を見せられ、この道に進む決意が固まりました」と経緯を話します。東京の書道専門学校を卒業後、実用的分野と作品的な分野両面で技術を磨き、生徒さんを指導してきました。
「教えていて感じることですが、上達の速い遅いと年齢とは関係ありませんね」と話します。
その典型的な例が同教室の森石昭作さん(73)です。
65歳から習い7年で「師範」となりました。
小比賀さんは「森石さんのかなは若々しくて素晴らしい」と評します。若い小比賀さんには未来の道内書道会の牽引役としての期待が高まっています。
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気持ちを伝えることが一番大切。 相手の顔を思い浮かべながら書きましょう「手紙は書きたいのだけれど、字が下手だから・・・」なんて思っている人はいませんか?
道新文化センターで「ふでペン上手」の講座を持つ書道家の小比賀秋水さんは、
「上手な字で書く必要はありません」と語ります。
「だれでも、上手に書こうとすると力が入り、うまく書けないもの。それに言葉も浮かん
できませんよ」と小比賀さん。
さらに「上手な字で長い文章を書けば、思いや気持ちが伝わるというわけでもありません。
案外、印象的な一言のほうが効果的なこともあるし、書く側も気が楽なのでは」とも言います。そこで、小比賀さんが勧めるのは、印象的な一言を大きな字で、大胆に書く方法です。
例えば、暑中見舞いなら、「暑い」「かき氷」など夏の暑さを象徴するような一言や、
「ビールが飲みたい」など今の気持ちを伝える言葉です。
これらを、はがきに筆ペンなどで強弱を付けながら書きます。「よく、字が下手だから
手紙は苦手という人がいますが、それは違います。手書きの文字はその人の個性
が感じられる味のある字なんです。書くときは、相手の顔を思い浮かべるといいで
すよ。そのほうが思いも伝わります。」
手紙やはがきは気持ちを伝えることが一番大切なんですね。「手書きの手紙は最近減っています。だからこそ、古くて新しいものという感覚で、
受け取る方も新鮮な気持ちになれるのではないでしょうか」としめくくってくれました。
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